客員研究員希望の方へ
【緊急ミッション】
100年企業創出に
チャレンジしたい都市圏の方へ
次代の信州を造る100年企業を研究せよ。
信州大学での学び・研究の
イメージ
参画企業とマッチングが成立した都市圏の中核人材は、信州大学の客員教員を委嘱されます。その後、6か月間企業で週4日程度業務を行いながら、経営課題の整理・解決を行い、週1日は大学のゼミで教員・大学の知見を活用し、課題の整理・解決にむけた研究 「未来シナリオ」構想のための研究を行います。
具体的には、客員研究員として活動する受入企業内において、経営者等が感じている問題点についてディスカッションや経営資料等の分析を行います。また、問題の構造的把握を行った上で取り組むべき課題(短期的課題と長期的課題の整理を含む)を設定し、解決に向けたプラン作成を行います。課題解決プランについて、受入企業の経営者と大学等で相談を行い、活動期間内において取り組む内容を決定します。
※ 企業での活動日数は受入先企業の規定に基づく(週1日は研究日として大学ゼミ・研究活動を行っていただく)
リカレント教育の風景

定期ゼミ
企業課題の解決へ向けて研究員、担当教員、プロジェクトメンバーにてディスカッション形式で実施。企業課題解決を通じて、問題解決力、地方創生の要諦を学ぶ。

自主ゼミ
研究員同士でのゼミを実施。同じ立場で活動する研究員との対話から気づきを得て、自己成長へ繋げる(自由形式)。

特別ゼミ
シナリオプランニングや地方創生、学術研究に関わる専門家を招き講義形式で実施。新しい知識の習得を通じ、研究員のスキルアップを実現する。

大学院ゼミとのコラボレーション企画
信州大学が行っている、社会人向け大学院ゼミへ参加。地方創生の専門知識の習得に加え、学生との交流を通じ成長を実現する。
アカデミアにおける活躍の舞台
プログラム終了時優れた研究成果を残し、終了後も論文執筆・学会発表など、アカデミアへの貢献活動を継続した客員研究員を期間延長する可能性もある。本事業を継続する際のパートナーや講師となり、地方創生事業を推進する。
アカデミアの活動イメージ

大学の講義に講師として登壇(例)
キャリア論の講義に外部講師として登壇し、
社会人としての経験を学生へ伝える。

学会への論文発表(例)
自身の地方創生に関わる活動を
論文にまとめ学会で発表をする。
信州大学の客員研究員になるメリット

信州大学のリカレント教育プログラム受講
客員研究員としての活動期間中、信州大学が主催する「ゼミ」に参加し、先進的事例に取り組む方々を講師に迎えて事例を学ぶ機会を作るとともに、コンソーシアム参画企業メンバー、企業経営や地域活性化に関する研究者(信大教員)と研究員によるケース・メソッド学修を実施します。それぞれの企業での問題を共有しながら、協力して課題の分析や解決策の検討に取り組みます。

アカデミアでの学びの継続が可能
プログラムのゼミ修了後も、客員研究員の委嘱期間は1年間あります。その間企業に対するフォローを継続しながら、さらなるデータの蓄積や課題解決事業を進め、その成果を「原著論文」としてまとめていただくことも可能です。また研究を継続していく中で、信州大学の規定に準ずる優秀な成果を収めた客員研究員は、客員研究員の期間を延長できる可能性もあります。

地方でのワーク・ライフをつくるための大人のインターンシップの機会として活用可能
約6か月間、長野県内で暮らしながら、本プログラムを受講することで都市圏とは異なる地方でのワーク・ライフの経験を通じ、自分らしく働くことを考える機会を得ることができます。

企業での学び
ご自身のこれまでのご経験を企業経営の現場で活かすことで、「経営」というものを実体験を通じて知る、または実践することが出来、ビジネスパーソンとしてのこれからの具体的なキャリアパスを形成する機会を得ることが出来ます。
募集要項
フィールド
次代の100年創造にチャレンジする長野県内企業
期間
2025年10月-2026年3月
ミッション
長野県内において、以下1~3に取り組んでいただきます。
- 期間・各種条件の中でこれまでのキャリア・ビジネスフィールドで培った能力やネットワークを最大限に活用し、100年企業となるための課題解決を実践すること
- 上記1.を達成するため、信州大学の課題解決研究・人材育成プログラムに参画すること
- 今後の自身のキャリア(ワーク・ライフ)をデザインすること
求められる人物像
- 年齢に関係なく新たなチャレンジをとおして、自立的なキャリア形成を望む人
- チャレンジの場所や機会として地域・地方に可能性を見出せる人
- クロスアポイントメントなど地方での新たな働き方の創出を志向する人
活動資金
期間中、研究費や日常生活支援として、参画企業より30万/月を支給
(各企業での活動においては、個別に調整)
応募期間
2024年6月10日(月)~7月28日(日)
2025年度の募集は近日開始いたします
応募条件
- 期間中(2025年10月~2026年3月)、長野県内で以下の日数の活動が出来ること
- 週4日程度、長野県の参画企業で現地勤務が可能であること。
※企業での活動日数、勤務時間は業務委託契約書に基づく。
※企業への勤務が滞るような形態(副業・リモートワークなど)は、お断りさせていただく場合がございます。 - 週1日程度、信州大学で実施する研究・人材育成プログラムのゼミに参加可能であること。
実施場所:信州大学松本キャンパス(松本市)等
- 週4日程度、長野県の参画企業で現地勤務が可能であること。
- 期間中における、住居、交通手段は自身で確保・手配すること。
(詳細は、参画企業とのマッチング成立後の調整となります)
応募後の流れ
- 外部サイト「はたらきまなびRegional」から応募後、はたらきまなびRegional事務局(※信州100年企業創出プログラム事務局より募集業務を委託)より今後の選考の進め方についてのご連絡を差し上げます。
- 選考が進み、応募時に記載いただいた内容と参画企業とのミッションを照合し、該当する方にプログラム事務局から、ご連絡を差し上げます。
- プログラム事務局との面接、長野県の参画企業との面談後、マッチングが成立し契約後に、本プログラムの客員研究員としての参画が確定いたします。
(面接・面談の選考で、お見送りになる場合もございます) - 事務局と企業との面談は、電話またはオンライン会議システムで行う予定です。(長野県内の企業までお越しいただく場合にかかる費用、旅費・交通費等は自己負担になります)
※外部サイト「はたらきまなびRegional」
に移動します
参画企業
株式会社 鬨一精機
- 業種
- 金属加工業
- ミッションテーマ
- 工場の生産性向上を実現する新ビジネス立ち上げプロジェクトの推進
- ミッション背景
- 1983年より、松本市を拠点に多種多様な金属加工(大型から精密まで)を強みに堅調に事業を展開してきた。昨今、工場の生産性向上を実現する新製品を開発した(特許取得済み)。企業として初の試みとなる、工場の生産性向上を提供する新ビジネスを立ち上げて推進できる人材を求める。
大澤建築店 株式会社
- 業種
- 建築業
- ミッションテーマ
- 素材の質と職人の想いを届ける仕組み作り。
- ミッション背景
- 大澤建築店は、数寄屋建築の技術と精神を継承し、独自の構法「草庵構」を展開しています。この思想性の高い建築を社会へ広げるためには、言語化・可視化・販売導線の整備が不可欠です。本プロジェクトでは、思想と営業をつなぐ“販売戦略企画室”の核となる人材を迎え、ブランド価値を成果へとつなぐ営業・PR体制の構築に取り組みます。
思想をかたちに。かたちを成果に。
「いいものを、ちゃんと伝えたい」——その想いを共有できる方と出会えることを、心から願っています。
互恵 株式会社
- 業種
- 観光サービス業
- ミッションテーマ
- 公的施設の指定管理事業を拡大する上での、事業ノウハウ構築と組織作り
- ミッション背景
- (互恵株式会社は、令和4年度より本プログラムに参加を頂いている株式会社BJ社から株式を分割して設立をされた、観光再生事業を営む企業です。WEBサイトは現在準備中につき、ご参考に株式会社BJ社のサイトを掲載しております)
互恵グループは、公施設の指定管理を受託し各施設を運営しています。
今後事業を拡大していくにあたり、道の駅・温浴施設・宿泊施設 各事業の運営ノウハウを構築すること、またグループ全体の組織構築が急務となっております。
給与体系や評価制度の構築、また財務の体制整備など弊社の課題解決を、実践研究を通してピンポイントで担える方を求めています。
株式会社 ニチワ工業
- 業種
- 製造業
- ミッションテーマ
- ビヨンドムーア時代の半導体チップレット化に使われるガラス基板の加工技術としての微細TGV(ガラス貫通孔付き)のインターポーザーの研究開発
- ミッション背景
- 半導体3Dチップレット材料には信頼性熱的特性に優位な無アルカリガラスが最適であり、そこに微細な貫通孔(TGV)を形成しなくてはならない。新しい技術に取り組む意欲と、共同開発する大学・企業業との調整を担える方を求む。
株式会社 コーヨーテクノス
- 業種
- 電子デバイス製造業
- ミッションテーマ
- 次代を見据えた生産体制の強化
- ミッション背景
- 【軍師求む】株式会社コーヨーテクノスは「最高難易度の治具の製造」を強みに、1995年の創業から今年で30周年目を迎える。企業を中興すべく様々な取り組みを行う中で、次の経営の柱となるべき領域を模索している。既存の延長線上ではない、次代を見据えた生産体制の強化を実現したい。営業、技術、品質、AIに知見がある方。また、知見は無くとも粘り強く熱意をもってミッションテーマに取り組める方を募集したい。
担当教員

林 靖人(はやし やすと)
信州大学副学長/総合人間科学系 教授
[略歴]
信州大学大学院総合工学系研究科修了。専門は感性情報学、ブランド心理学的研究。大学発ベンチャーでの経験や専門社会調査士として地域課題解決の仕組みづくりに関わる。信州大学の産学官連携、地域エンゲーメント、キャリア教育、社会基盤研究等に関わる。

北村 大治(きたむら だいじ)
信州大学 特任教授/特定非営利法人SCOP 主席研究員/㈱Social Arts Consulting 代表取締役
[略歴]
信州大学繊維学部卒、同大学院イノベーションマネジメント修了。
地方自治体・地域公共機関への政策提言、政策策定の経験が豊富。中小企業支援機関勤務、SCOP専務理事の経験より、地域企業のコンサルにも強みをもつ。

山本 美樹夫(やまもと みきお)
信州大学 特任教授/大学院大学至善館 専任教授/合同会社RBX パートナー
[略歴]
東京工業大学金属工学科卒、総合理工学研究科修士課程修了。シカゴ大学経営学修士課程修了。
A・Tカーニー㈱ 元プリンシパル。
専門は企業経営・事業創出。19年間のコンサルタント経験、自身での起業実践経験等を有し、大手企業~創業企業まで幅広く、企業支援を行う。

濱本 隆太(はまもと りゅうた)
信州大学 特任准教授/株式会社TIMEWELL 代表取締役CEO
[略歴]
岡山大学環境理工学部卒。大手メーカーで営業、新規事業開発責任者として従事した後、サステナブル経営推進し社長賞受賞。
地域共創組織ONEXを創業し地域副業プラットフォームを構築し、国内最大級の働き方アワードWork Story Awardで2年連続W受賞、フリーランスパートナーシップアワード2024大賞受賞。TIMEWELLを創業して挑戦者支援のサービス提供を推進し、経済産業省J-StarX等に採択、横浜ビジネスグランプリ優秀賞を受賞。

藤尾 宗太郎(ふじお そうたろう)
信州大学 ユニバーシティ・エンゲージメント室 副室長/特任助教
[略歴]
中央大学大学院戦略経営研究科卒、2018年度信州100年企業創出プログラム修了。専門は新規事業創出・推進。大手メーカーで営業・企画職に従事した後、中小企業で新規事業の責任者を務めた。
現在は信州大学でリカレントプログラムの構築・運営、地域活性関連事業に携わる。